みらい三度笠の道中ブログ

みらい三度笠が道中をします。

旧道☆北陸街道の自転車旅 中山道との合流地点の鳥居本宿まで行く その4 金沢宿から九頭竜川を渡り福井宿


糸魚川から連日の道中3日目の朝の金沢駅の様子。(2020年の旅から再開4日目)

2022年5月の百万石まつりは、明日から。

今回で加賀百万石の参勤交代の道を中山道を含めて完全走破した、みらい三度笠は

百万石ローディと言っても過言ではないだろう。しかし今日もグラつくハンドルが折れないか、心配を抱えてのヒヤヒヤ道中が始まる。

 

この道中のタイトルは北陸街道の自転車道中としてしまったが、加賀はやはり

北国街道と呼ばれていて、この道中のタイトルをどうしたらいいか悩ましい。

この先でまた、北陸街道と呼ばれるのだ。

野ノ市 市郷土資料館

青木家臨川書所 旧加賀藩本陣

手鳥川を橋で渡ると、手取フィッシュランドのテドリンの後ろ姿を見てから栗生宿へ

寺井宿に到着したが、5月の朝から気温が夏並みの暑さ。

梯大橋を渡るともうすぐ、小松宿である。

 

小松宿から、串茶屋町に着くと新潟のある場所と凄く似ていて驚いた。

月津一里塚 月津宿になる。

今は田んぼとなった、七曲り跡。

七曲とは敵の軍勢の勢いを落とし、迎え撃つ為の道の造り。

動橋宿に着いたが今日は本当に5月でも暑いので、栗橋宿で購入した冷たい葛アイスを食べた。

葛アイスは小豆バーのように固くなく、柔らかくて食べやすいのにあまり売っていない。

このスイーツの合計の会計が偶然に税込み¥999というゴロの良さだった。

この日の道中の宿は、九頭竜川付近で、後日の宿場で街起こしの

キャラクターの銀河鉄道999のメーテルと、出会う事となる伏線になっていた。

 

都戻り地蔵と一里塚

この先の加賀温泉から少し離れた場所に、1300年の歴史の山中温泉がある。

2017年にサイバー大八車で山中温泉に行った時の、道の駅に展示されていた

電車しらさぎ

かつて加賀温泉から山中温泉までを運行していた。

かつては北前船で板子一枚地獄の底の労働を終え、1年ぶりに船頭達が労を癒し、

日本各地の民謡などを披露したのが、この山中温泉だった。

今回道中では行っておらず、この写真は2017年に旧型サイバー大八車の車中泊

入浴した時の物。

公衆浴場の温泉は湯船はやや深い大浴場で、とても良い温泉だった。

大聖寺宿

大聖寺藩関所跡

大阪一里塚跡 

 

またダートをフルカーボンロードの、700x25cタイヤで走る。

右ハンドルがブレーキブラケットから、折れかかりの状態は変わらないので

今回の道中では持って欲しい。

橋の宿跡 現在は静かな山林のハイキングコース

国境の一里塚

加賀と越前の国境にある、お国境名号塔

これで越前入りだ。

往来安全の名号塔

浄土宗の蓮如上人所縁の、蓮如道とも言われる北陸街。

千束一里塚 北陸街道には珍しくこんもりと塚の上に木が生えている。

よく一里塚は癒しの道中の空間と呼ばれるが、もはや廃れた現代において

涼やかな風が流れ、癒されたのはこの千束一里塚が初めてだった。

マイナスイオンが出てます。

金津宿本陣跡 願泉寺 

金津宿は本陣が2つあった。

炙りまぜそばチャーシューと餃子を食べる。さっきは甘い物だけだったので。

下関一里塚 田んぼになる前は七曲りの道だった。

現在は田んぼになったが、かつては七曲りが此処にもあった。

この辺は田園風景が広がる。

 

舟寄、長崎宿跡 コシヒカリの発明者の出生地。

九頭竜橋北詰めを渡る前の、稲多宿の渡し跡

九頭竜橋を渡ると舟寄宿に到着した。

福井に到着した。

松本荒町一里塚跡 住宅街にある。

九十九長寿橋で足羽川(あすわ川)を渡る。

今日はレシートの¥999円から始まり、九頭龍川やら九十九橋やら9を見かける

事の多い1日だった。

玉江の橋は芭蕉の句に読まれるほど芦が茂っていた。

福井県のこの辺になると北陸道は交通量も多く、人口も多く感じる。

今日の道中はこの荒井一里塚の先の鯖江宿で終了。金沢から約90kmの道中で

また宿のある九頭竜川に戻るので、更に距離が延びる。

旧道宿場旅は、現在は宿も無い事が多いので泊まるには宿を探しに別場所に移動する

手間が掛かり、大変である。

宿に着く前に晩飯にする。

会計後にスーパーでイートインで晩飯の、カニを食べる旧道系ユーチューバーで

あった。荒探しをされない為に、丁寧にテーブルを綺麗にした。

其の後、宿で洗濯を出来なかったので衣類を拭いて風呂に入り良く寝た。

明日は今回の北陸街道自転車旅で最もキツイ日程で、無事に終える事が出来るだろうか。