みらい三度笠の道中ブログ

みらい三度笠が道中をします。

甲州街道 自転車旅 みらい三度笠 令和元年七月 関野宿~大月宿 3日目 2019年

ずいずいずっころばし胡麻味噌ずい!茶壷に追われてどっぴんしゃん抜けたらドンドコしょ!

という童謡はこの甲州道中でも行われていた、将軍の威光を悪用したお茶壷道中の悪行を今も伝える唄でもあると初めて知った。

江戸幕府のダークサイドも知る事の出来る楽しい甲州道中の3回目の再開は一気に、中山道合流地点を2泊3日連続で、下諏訪宿まで完走します。

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11宿目で江戸から約67kmにある吉野宿の藤野駅から、R20号線を出発して名倉入り口交差点

から江戸時代の甲州道中に入りUターンを繰り返し、暫くすると諏訪関跡の石碑があった。

12宿目で約69kmのここが関野宿

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上野原宿に入るとまた現代の甲州街道R20になり、みらい三度には自転車少年時代から見慣れた

おなじみの風景が、変わらず続く。上野原宿は13宿目で約73km。

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しかし上野原宿は酒饅頭が名物で、今回初めて食べてみたが、値段が安くて皮がモチモチして実に美味い。

この酒饅頭はおやつだがさらに昼飯が食べたくなったので、上野原本陣向かいの信玄餅屋のレストランでほうとうと、かき氷を食べたが、ほうとうは美味くない。

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肝心の味噌が発酵食品の旨味を感じさせずカト〇チの冷凍ほうとうの方がよほど美味い。

甲州街道から再び甲州道中に分かれ、山間の鶴川宿になるここから先は中央高速道路沿いを走るが大きなゆりの花が咲いて垂れ下がっていた。

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鶴川宿 14宿目で約79km

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甲州
道中から寄り道をして、談合坂サービスエリアの施設を利用できるのでみらい三度笠はここで

一休みをした。つばめの巣が店舗の入り口ありヒナが居た。しかし何でツバメはフン害になる

店舗入り口に巣を作りたがるのか?甲州道中に戻り野田尻宿に入ると中央高速を越える石畳の床の橋を渡る。野田尻宿15宿目で約79km。

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4回目の中央高速の橋を渡ると矢坪坂に入り進むと矢坪坂の古戦場、座頭ころがしと言われる場所を通過する。幕末に一揆があった犬目宿に到着した。

犬目宿16宿目で約83km。

甲州道中30号線を下だり途中石畳跡を回り込み、中央高速の橋の下を潜り抜けるとまたR20甲州街道に合流をして下鳥沢宿になる。17宿目で87km、続い上鳥沢宿がある約88km。

そして日本三大奇橋の猿橋に到着をした。

猿橋宿18宿目で約91km。

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この猿橋宿の猿橋前の大黒屋は休業中だったが、昔に日立の創立の打ち合わせに使われていた。

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みらい三度笠が乗車した、かつての鉄道国家だったイギリスで大評判で大量導入される

日立製クラス800はここから生まれたが、猿橋からして日本らしい技術の塊故か。

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ちなみに猿橋の隣の用水路の橋の使用目的がとても気になる。

100年越えの水力発電所の太い送水管を越えると登坂を過ぎて第五甲州街道線路を越える。

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駒橋を過ぎて大月駅の駒橋宿に到着をした。19宿目で約94km

今日の宿泊地とした。

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この宿は100年位の歴史があり、みらい三度笠が中山道で泊まれなかった江戸時代の旅籠の建築様式を残す作り。

部屋はクーラー無しだが羽蟲もおらず、開けた窓からの山間の風が心地良く大月駅阿波踊り祭り

前日の太鼓の練習の音が遠くから聞こえる風情のある、実に日本らしい夏の夜だった。