みらい三度笠の道中ブログ

みらい三度笠が道中をします。

甲州街道 自転車旅 みらい三度笠 令和元年七月 布田ヶ五宿~関野宿 2日目 2019年

f:id:miraisandogasa:20210722132851j:plain

以前の引っ越し前のブログで掲示された甲州道中の写真のファイルが、日本橋から小原宿(こばらじゅく)まで行方不明で写真が無いので2021年に、一応写真を取り直しました。
前回から日を改めて今回は布田ヶ五宿~小仏峠を越えて、関野宿までの江戸時代の甲州道中となります。

前回の国領宿の続きの、布田ヶ五宿から旧甲州街道の標識の道を早朝に出発。

布田五ヶ宿は、国領宿、(江戸からの距離)23km下布田宿、23km上布田宿、24km下石原宿、25km上石原宿、26kmが交代制で宿場の機能を請け負っていた。国領宿は高井戸宿と宿場として、掛け持ちなのだろうか?

未来三度笠は学生時代から甲州街道をよく自転車で高尾山や、富士山にサイクリングで行っていたがこの区間の江戸時代の道の旧甲州街道は、今までほぼ走っていなかったので、

この古の道は新鮮である。

この公園に村があったことを示す人名由来の、富久の碑があった。

江戸開拓のはるか前より府中に鎮座しており、江戸時代は武蔵国の総社である大國魂神社。

府中宿4宿目で江戸より約30km

 

史跡らしい府中高札場に到着した。府中の分倍河原鎌倉幕府滅亡の歴史の転換期の地。

旧道から甲州街道R20に合流して日野インター交差点で旧道と分岐して、多摩川を越える日野橋の

交差点の先を左に曲がり多摩川浄水場の横に着く。

此処が日野の渡し碑がある場所だ。現在は日野橋で渡るルートで本陣のある日野宿になる。

5宿目で約39km。日野駅に向かい、駅のガード直前を左折して

坂を登り線路を越えて現在の甲州街道と同じ道になる。栄えている八王子市内に入り

昼飯のおにぎりを、米屋で購入した。西八王子駅付近になると

6宿目の横山宿(八王子宿)になる。約45km

途中現在の甲州街道から逸れたりするものの、しっかり旧甲州街道を走り高尾山駅の先の西浅川から江戸時代より前から重要な関所だった、駒木野宿の小仏関所跡に入る。甲州道中の人々が必ず通る厳しい取り締まりの関所だった。現在は石碑の建つ公園。

7宿目で約53km。日影バス停付近のこの辺りは、中央本線と中央高速道路が並走する。

今やのどかなハイキングコースだが江戸時代だと、関所破りとして磔にされたという江戸時代のダークサイドである。

中央高速を右上に眺めながら比較的新しい圏央道八王子JCTの下を潜り抜けて

豆腐屋で豆乳を購入した。中央本線の赤レンガトンネルを潜り景信山登山口で舗装路が終わり

京王バスの終点のバス停の小仏バス停になる。此処でバスはUターンして戻る。

8宿目の小仏宿で約55km。

トイレとベンチが有ったので、先ほど購入したおにぎりと豆乳で昼食にした。

ここからダートのハイキングで小仏峠に向かい、ロードタイヤのフルカーボンシクロクロスを押して登った。キツイが標高はそんなに無かった。

未来三度笠は久しぶりに小仏峠に来たので、小仏峠甲州街道から外れ景信山方面に間違って進行してしまった。

道を戻ると設樂焼の狸の群れを見て、今度は間違いではないと安心した。

ちなみに信楽焼の狸は、明治時代からの始まりらしい。

小仏峠頂上付近約58km。

下りが始まり乗車してダウンヒル中に、工具入りのボトルゲージを段差の衝撃で落として紛失して

いる事に気が付いた。

このシクロクロスは中華カーボンフレームなので、中国にPL法(製造者責任法)なども無く、

もう入手不能であろう貴重な予備のディレーラーハンガーや、パンク修理道具が入っている為に

捜索の為に降りた山をまた登らなければならないので、このまま重い自転車は置き去りにすることにした。

急いでいたので自転車に鍵はかけず、すぐ乗れないようにミニVブレーキのワイヤーを前後外して

ノーブレーキ状態で、盗難予防のつもりで放置した。

300m先まで登って戻ると落ちていた、件のボトルゲージを無事発見出来た。

急いで自転車に戻り、ミニVブレーキを直す事を忘れて未来三度笠はノーブレーキ状態でダウンヒルを始めてしまった!

下り出しでブレーキがスカスカで利かず、焦って外したブレーキワイヤーの事を思い出した

みらい三度笠は加速する寸前に、路肩にハンドルを切って木に体を当てかなり痛かったが停止した。

直ぐに反応しなければ激坂を猛スピードで、滑落状態のダウンヒルになり大惨事寸前だった。

うっかり八ベイミスは自然の中では容赦が無い。甲州道中を自転車で走る危うさを気が付かされた。

なんとか無事に下山して、現在の甲州街道R20と同一路線の小原宿に到着した。

9宿目で約61km

小原宿本陣跡などもあり史跡があり昔からR20来ていたが、これまでの来訪同様に旧道からでも

私には独特の雰囲気加減が合わない。

f:id:miraisandogasa:20210722132428j:plain

小原宿から与瀬宿はR20と中央高速の間を行ったり来たりする。10宿目で約63km

f:id:miraisandogasa:20210722132803j:plain


与瀬宿から中央高速や相模湖を見下す道沿いに甲州古道と記載された木の柱案内看板が朽ち果てそうにヒッソリと立っていたが、この素晴らしい道標が更新される日は来るのだろうか。

ちなみに2021年7月に見かけると、甲州道中道標は新しくキレイな道標に

打ち変えられていた。

f:id:miraisandogasa:20210722132444j:plain

吉野宿の藤野駅に到着をして今回は此処まで。11宿目で江戸から約67km

f:id:miraisandogasa:20210722132655j:plain